思考→食事回数・総カロリー 太るを勘違いしない

ダイエットを志す方とお話すると、決まって出てくる話題。


自分自身でベストな体重を把握している俺っちは、ある程度上限をオーバーするとダイエットします。
おおよそ3Kgを落としたりします。
そんな話をすると「どうやってやるんだ?」とか「秘訣は?」とか聞かれます。
その話題を話すたびに、世の中、間違ったダイエットを行っている人が多いんだなぁ、と思います。


まず、よく聞くのは食事を減らす、と言うやつ。
総量を減らしたり、回数を減らしたりと、人それぞれです。
が、ここには落とし穴があります。
まず、食事を減らしてやせるということは、非常に大変だということ。


理由は結構シンプルなんですけど、
<身体が"飢餓"を感じないようにコントロールしないと、余計太りやすい身体になる>
これって世間でも結構言われているんですけど、みんな無視しがち。
食事の回数を減らすと、身体は飢餓を感じやすくなり、次に栄養が入ってくるまでの間隔が長くなるため、
必要以上にエネルギーを吸収しようとします。
一時的に食事か数を減らして体重を落とせても、本質的にはデブまっしぐら。
少しの食事量の増加で体重が増えやすい下地を自分で作ってしまうことになります。
相撲取りは食事回数が少ない、というのがこれを示す根拠になるでしょう。


食事の量を減らす、も実は同じ現象が起きやすいです。
物足りないくらいに食事の量を減らしたり、
ランチは野菜だけ〜♪
みたいな頭からっぽのことやってると、余計に身体は太りやすくなります。
知人にランチは野菜だけを実践した馬鹿がいるんですけど、
なぜ、人間が様々なものを食べるようになったのか、全く理解していない愚行としか言いようがありません。
蛇足ではありますが、炭水化物抜きダイエットは、脳に大きな負担を強いることになります。
決しておススメできるものではない!と言うことを認識しておいてください。


カロリーってのもダイエットの話のときによく出てくる単語ですけど、
カロリー高いもの食べたら太る、って認識は
ある意味正解である意味不正解。
たとえば、300Kcalのケーキがあったとして、それを食べると300Kcal分太るかっていったら、
そんなことはNothing。
人それぞれ。


カロリー全量が吸収されることはなく、
それぞれの人の吸収率で吸収されます。




以上のことを踏まえると、太りやすくならないでなおかつ効果的なダイエット像が浮かんできます。
1.食事回数は減らさない。ってかこまめに食事をする。
理想は規則的な時間に一日5回の食事。その代り、一回量は少なめにしておく*1。社会人で就業時間中に食事なんかできないよ!って方はガムをお勧めします。咀嚼することで満腹中枢が適度に刺激されるので、余計なお菓子の間食することが減ります。


2.こまめに運動する。高負荷で続かない運動よりも低負荷で続く運動が良い。
よく言われるウォーキングなど、できることをする。一日に6フロア分くらい階段移動するのもあり。内勤の俺っちは座っている姿勢で腹筋に力を入れる→緩めるを繰り返しやったりしてます。


3.ストレッチをする。特に足。
よく言われる風呂上がりだけでなく、TVを見ている間なんかもできる。とにかくストレッチ。コツは「もうダメだ」ってとこの一歩手前で15秒キープ。動作は全てゆっくりを心掛ける。
ストレッチはいろいろなところで出来るので、暇を見つけたらストレッチしましょう。


4.食事のカロリー量より、バランスを考える。
炭水化物はもちろん、糖類も身体を作るのに必要な要素です。
バランスを疎かにすれば歪は自ずと身体に出てしまいます。
塩分量に気をつけながらの日本食が、ダイエットには一番向いています。
味噌汁、納豆、大根おろし、海苔、煮物などいろいろなものを摂取できるようにしましょう。
多品目をよく噛んで食べることが大切です。


5.水分を多めにとる。
水分を多めに摂取すると身体が排泄に向け様々な処理をします。
軽い運動・ストレッチで目が覚めつつある身体により一層の刺激を与えます。
緑茶・ほうじ茶・烏龍茶・コーヒー・紅茶・ミネラルウォーターなどを組み合わせ、一日に2リットル以上を目安に飲みましょう。
お茶にも微量のカロリーが含まれていますが、全然平気です。
コーヒーに含まれるカフェインもダイエットには効果があるので、薄目のコーヒーが効果的かもしれません。


6.適度にダイエットを「休む」
「ダイエット」の最終目標は、
身体に良いことを心掛けて太り難い身体を作り、結果として余計な体重減を目指す
ものだと思います。
体重が落ちればダイエット!と言うのは、結果は似ていますが違うものだと考えます。
内部をクリーンナップしていくことにより、身体が本来あるべき方向に向かっていくのが、いちばんよいと考えます。
なので、ダイエット期間中でもたまに好きなものを食べたり、飲んだりしてOKなんです。
ダイエットは短期間ではなく、長期間行うべきものなので、継続が一番のキモになります。
続く緩やかなダイエットの為には休むことは必須ともいえます。


7.徐々に体重が落ちていくことをイメージする。
ボディービルダーが鏡の前で筋トレするのは使っている筋肉を確認して、筋肉がつくことをイメージしながらトレーニングするから。
人間の持つイマジネーションの力はそれを現実のものにするパワーがあります。
理想をイメージしながら行うトレーニングと何となくこなしているトレーニングでは、効果が3割程度違ってくるそうです。
なので、ちょっとした運動の時や、ストレッチの時、水を飲むときなどに、
ダイエットで徐々に痩せていく自分を想像しましょう。
イメージすることは非常に重要なことです!!






一見すると当たり前だけど、誤解している人が多く、間違ったダイエットしている人が多い。
だからあえて書きました。
2週間でちゃんと結果の出るダイエットは2週間で元に戻るダイエットです。
身体の基礎を整え、性急ではなく長期間で行うダイエットはリバウンドしにくダイエットです。
最初は体感しにくいかもしれません。劇的に効果が出るものではありません。
でも、相応の結果がついてきます。
リバウンドしにくいダイエット、始めてみませんか?

*1:通常、三食で食べる量を5回に分ける感じ